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食事は栄養補給だけが目的ではない

誤嚥による窒息・肺炎のリスクも

「誤嚥」は食べ物が誤って気管に入る状態のことです。
誤嚥が起きると食べ物の種類によっては窒息の危険もあり、また誤嚥性肺炎に至るリスクもあります。
通常、食べ物や飲み物が気管に入った場合、むせることによって気管の外に排出しようとする防御反応が出ます。
しかし高齢者の場合はこの防御反応が低下し、むせないまま食べ物が気管に残ることがあり、その結果肺炎になったり食事量が減って低栄養状態になったりするリスクがあります。
介護する人がいれば一定程度それらを予防することができますが、孤食の場合は窒息しても本人は対処できず、最悪の場合は死に至ることもあり得ます。
通販で介護食を利用する場合もなるべく孤食の機会を減らしたいものです。

孤食が低栄養を招く

食事には、栄養を摂取するという意義だけがあるのではなく、人とコミュニケーションをとることによって社会的な生き物である欲求を満たすということにもその価値があります。
人と会話しながらの食事は気分も明るくなり、伴って食欲も増進します。
ところが孤食の機会が増えた高齢者は食事の時間が乱れがちになり、栄養バランスや食事量も低下していく傾向にあります。
内閣府の「高齢社会白書」によると、一人暮らしの高齢者は1980年約88万人から2010年には480万人に激増しています。
今後も高齢者単身世帯は増え続けると予想され、2030年には700万人を超すと見られています。
高齢単身者が増えるということは孤食の機会が増えることを意味し、何らかの対策が求められます。
通販による介護食のニーズも同様に増えることが見込まれますが、利用者は孤食のリスクについても十分に理解し、対策を考えることが必要です。


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